母の日

 きのうの母の日、二女から花束をもらった。

長女が留学してから、しばらく不安定になり、私と口もきいてくれない時期があったことを思えば、嬉しい限りだ。あの頃は今日の平和が予想できなかったなあ。

 自分の母にも鉢植えの花を送った。耳の不自由な母の世話は同居の妹に任せ、一年に一度だけ花を送るだけなんて申し訳ない気がするが、今の生活では仕方がない。母は元看護婦で人の世話を焼くのが大好きな人だ。幼い頃から通りすがりの人の世話まで焼く母をみて育った。当時はなんだか気恥ずかしかったが、大人になった今、やはり私は通りすがりの人が困っていたら放っておけない人間になった。
 
 娘もいつか、私のことを理解してくれるのだろうか?