こびとさんたち

 去年の4月から自宅でも幼児さんのクラスを始め、「こびとのへや」と
名づけている。通ってくる「こびとさん」たちはとても可愛らしい。今日は朝に1クラス、午後に1クラスと続いた。
 午後のクラスは5才の男の子2人なのだが、ひとりの子に1才半の妹がいて毎回ついてくる。その子が来るたびにお歌や手遊びを覚えて、真似しようとするのがなんとも微笑ましい。
 今日なども入ってきてひとしきりウォーミングアップをしているお兄ちゃんたちをよそに、ひとり胸の前で手を合わせ、お歌の始まりを待っていた。
 こんな、もの心つかない幼い子どもに見つめられると、ひとつひとつの動作を本当におろそかにできない。身の引き締まる思いがする。いい加減なことはできないぞと。1才半のSちゃんはまるで天使のようだ。