ピアノ教室.net

1月21日
 今日、「ピアノ教室.net」というピアノ教室の紹介サイトに私の「ピアノのへや」の紹介がアップした。4月からピアノ教室の規模を拡大する計画の第1弾だ。これまで他の仕事で補いながら細々とピアノを教えてきた。けれど、私の本当の仕事は大好きなピアノを教えることだ。そろそろ本気で音楽のプロとしてひとり立ちしていかなくては。これまでの経験を生かして、より多くの生徒さんと出会っていきたい。
 今日のレッスンでは、またひとつ気付きがあった。生徒さんの多くが「受け身」の姿勢で習いに来ていることに気付いたのだ。「先生に言われたから」スタッカートで練習してみる、「先生に言われたから」音をつなげて弾いてみる、などなど・・・。ひいては「楽譜に書いてあるから」フォルテにする、ピアノにする・・・こんな練習では作曲者の意図を読み取り、「わたしがこう感じたからこう弾きたい」「わたしがこう表現したい」という最も大切な部分の欠落した演奏しか生まれない。ここで閃いたキーワードは、大切なのは音を「弾く前に聴く」ということ。受け身ではなく、すこぶる「能動的な聴き方」だ。弾く前に「理想の音」をイメージし、その音を出すために練習する。そういう練習こそが本当の練習なのだと中学生の生徒さんにこんこんと話してしまった。彼女が来週どう変わってくるかちょっと楽しみにしている。こんなことを閃かせてくれるのも、いつも生徒さんたちなのだ。そしてもしかすると、ライアの練習のおかげで私の耳が開いてきたのかもしれない。ライアの響きを聴くには、すこぶる「能動的な耳」が必要なのだから。