またまた関東へ

今日から三日間、小旅行に出ている。各地のいろんな人たちに会い、いろんな授業を見せていただく。まず今朝は、大阪の茨木市の公立小学校で長年にわたり音楽専科の先生をしておられるH先生の授業を見学させていただいた。公立学校というのは制約があるものだと思い込んでいた私は、生き生きとわらべ歌を歌い、鍵盤ハーモニカもピアノも使わない、二年生の授業を拝見してすっかり嬉しくなってしまった。子どもたちが様々な感覚を開き、身体ごと音楽を体験していた。いや恐らく身体だけではなく、魂や精神も含めた丸ごとで受けとめているのだろう、とても楽しそうに教室を出て行った。H先生はベテランにもかかわらず、今もいろんな勉強会に参加しておられ、シュタイナーも学んでおられる方だ。何より現場でこのような実践をされている先生を知ったことは大きな収穫だった。私にとって、とても希望の持てることだった。教育大を出る時、やってみようともせずに公立では理想の音楽の授業は無理、と諦めていたのだから。深く反省させられた。明日は神奈川県は藤野のシュタイナー学校の授業を見せていただく。とても楽しみである。