つくしんぼ

 都会育ちの私は、子どもの頃、あまりつくしの生えているところを見たことがなかった。だから、春の訪れを告げるかのように土の中からにょきにょき顔を出すつくしをたまたま見つけた時は嬉しかったものだ。
 この春はなんと、うちの前にたくさんのつくしが生えてきた。うちの前の、おじいさんがひとりで耕す畑の外れにだ。

今週は「こびとのへや」の子ども達と、このつくしんぼを見てから歌遊びをした。
子どもたちにはいつもと変わらぬ春を、何の心配もなく体験して欲しい。
今はまだ、大人の加護の中でぬくぬくと幸せに暮らして欲しい。

もちろん、被災地の子ども達も!

去年より1週間遅いこぶしの開花