辻井 伸行さん
昨日、テレビで久しぶりに辻井さんの演奏を聴いた。
「風がはこんできたもの」というタイトルの30分番組で、北海道に住む脚本家の倉本聡さんが辻井さんを訪ねるという設定だった。
番組中、辻井さんの演奏はほとんどが即興演奏だった。倉本さんの印象を音楽にしてプレゼントしたり、いっしょに訪ねた北海道の冬の森とその後の倉本さん作の芝居の印象を曲にしたり。
なんてきれいな音なんだろう!
そして彼の演奏からはいろんな色彩が見えるように聴こえてくる!
色彩?見えるように?
彼は確か目が不自由だったはず・・・!
けれど本当に、色が感じられたのだ、彼の音から。そして情景が目に浮かぶのだ、彼の音楽から。
肉眼では色を見たことがないはずの彼の演奏の、なんと色彩豊かなことか!私たちは、見える私たちは、こんな演奏ができるのだろうか?