娘と京都へ

久々に予定のない土曜日の昼下がり、突然娘が京都に行こう、と言い出した。今から行ったらすぐに日が暮れる、と言ったものの、娘から誘ってくるのは久しぶりなので付き合うことに。出かけたのが遅かったので、河原町で商店街をちょっとぶらぶらしたらもう8時。ふらっと入ったのが「スタンド」という名前の食堂。いかにもレトロな昭和風だと思ったが、一歩入って驚いた、案内されたのは長い大理石のカウンター。両横にも向かいにも他人が座り、店の中は人の話し声でざわざわ。ひょっと隣りの人と話をしてしまいそうだ。たまたま昨日、友人たちと忘年会をした江坂の店は、モダンでおしゃれで、それぞれの席はブースに区切ってあり、隣のブースの人の話し声は全く聞こえなかった。対象的。聞けば昭和2年創業とか。店頭のレトロなレジスターは単位が銭なので使えないのだとか。それにしても昨日の店との違いが面白かった。昔はこうやって他人どおしが繋がっていったんだろうな。